離婚交渉に弁護士を雇うことのメリット・デメリット

離婚弁護士


離婚話を進めて行く場合、弁護士を雇った方がいいかどうかは、悩むところですよね。当事者間で協議する場合、離婚調停の場合、離婚裁判の場合など、状況によっても判断は異なりますが、当事者間の協議でも弁護士を間に入れる人もいれば、裁判になっても弁護士を雇わないで自分だけで進める人もいます。

ということで、弁護士を雇うことのメリットとデメリットを、あらためてまとめておきましょう。

メリット1.味方ができる

今まで自分一人で苦しみ、悩んでいたことも、弁護士がいれば相談でき、一緒に考えてもらうことができます。離婚というしんどい作業を共にしてくれる味方がいれば、心の負担はかなり軽くなります。一人では決められないことや迷うことも、弁護士が一緒なら心強いですね。

メリット2.相手と話をしなくてすむ

相手と直接話をしなくてすむことも大きいです。離婚のための話し合いは、本当にストレスが大きいもの。自分に変わって、法律のプロである弁護士が相手と交渉してくれるのですから、こんなにありがたいことはありません。顔を合わさなくて済めば、ストレスは激減します。

メリット3.話がスムーズに進む

経験に裏付けられたアドバイスをもらえるので、よけいなまわり道をしなくてすみます。裁判を起こすにせよ、調停・協議で終わるにせよ、弁護士なら、概ねこのような場合はこうなるだろう…ということがわかっているので、最もスムーズな進め方に導いてくれます。

メリット4.裁判所の対応が違う

弁護士がいるのといないのとでは、裁判所の職員や調停委員の態度が違ってきます。当事者からでは相手にされなかったことでも、弁護士から言えば対応してもらえた…なんてことが、実際にあるのが現実です

主なメリットはこんなところでしょうか。続いて、デメリットをあげてみましょう。

デメリット1.お金がかかる

弁護士によっても違いますが、調停離婚を頼んだ場合の一般的な金額は次のような感じです。まずかかるのは、着手金が20万円~30万円と事務手数料が数万円程度。後で、成功報酬が20万円~30万円程度。すべて合わせると40万円~60万円くらいの弁護士費用がかかります。調停で決着が付かず裁判になったら、また同じように費用が掛かります。高額の慰藉料請求をする場合などは、成功報酬がさらに高くなることもあります。

デメリット2.相性が良くないこともある

気が合う弁護士に巡り合えればいいのですが、そうでない場合もあり得ます。弁護士事務所に依頼したら、担当弁護士を若手に任されてしまって不満を感じる。あるいは、考え方が違いすぎて話が全く合わないなど、相性が良くない場合は、弁護士を雇ったことがかえってストレスになり、交渉でも芳しい結果が得られません。お金をかけて依頼したのに、担当弁護士と意見が合わず、上手く進まないなんて、つらいですよね。

デメリット3.対立関係が明確になる

第三者が間に入ると、当事者同志の話し合いの場合よりも、相手との対立関係がよりはっきりしてきます。ましてや、弁護士という法律の専門家が間に入ることによって、ふたりだけの問題ではなくなったと言う感じが強くなります。ちょっと他人行儀な関係になってしまい、「離婚後も、子どものことなどで顔を合わさないといけない。できるだけ良好な関係を維持したい」などという場合には、マイナスになることもあるかもしれません。

以上、主なメリット、デメリットをあげてみました。一長一短ですが、どちらに転ぶかは、いい弁護士に会えるかどうかが次第というところでしょうか。

友人や知人、親戚などに弁護士がいるのであれば、その人に頼むのもいいと思いますし、実際に弁護士に依頼をしたことがある人に、紹介してもらう方法もあるかもしれません。また、法律相談をしてみれば、自分と合う弁護士かどうかはある程度分かると思いますので、妥協しないでぜひ気が合う弁護士さんを見つけてください。
なお、弁護士の中には、職業として離婚事件はやりたくないという人も多いものです。離婚事件に慣れていない弁護士もいます。離婚事件を扱っている弁護士で、それにやりがいをもっている弁護士を見つけるよう心がけましょう!


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